天空の池図鑑

ソラから見たニッポンの湖沼

MAVIC PROテストフライト山岳編(exp.3172分)

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塔ノ峰の山頂

フライト時間が大きくのびた。

テストフライト3回目は、本格的に山へと持ち込んだ。
追加バッテリーと合わせて2フライト。計36分。
36分といえば、バッテリー1本あたりセーフティー実動5分のファントム1のころだと7フライトは必要な飛行時間。インテリジェントバッテリーの採用で家電化したファントム2でも、使い込んでいくうちにバッテリー性能の低下のため、1フライトあたりの実戦的なセーフティー実働は7分ぐらいに抑えていたこともあるが、やはりフライト時間36分には5フライトほどを要した。
それがMAVIC PROでは、初めての場所をたった2フライトでこれだけの時間を安心して飛ばせるのは、手もとの送信機に表示される情報の多さ、正確さと、アプリ画面に表示される補助情報の緻密さの恩恵だ。(実運用ではアプリ画面の方がメインで、送信機表示が補助というべきか)

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送信機とスマホアプリの情報画面

今回、アルパインスタイルでのぞんだのは、箱根の外輪山である塔ノ峰から明星ヶ岳の尾根ルート。
トイレもなく4〜5時間は歩く登山路なのでクルマはもちろん、人もほとんど通らないので、アルパインスタイルのテストにはもってこいといえた。
最初の塔ノ峰は逆光でやや厳しかったとはいえ、他の写真は撮影条件はよかったのに、ファントム2のジンバルなしGOPROカメラのようにはシャキっと空がきれいな写真が撮れなかった。


機影ロスト時にも冷静に対処できる。

明星岳山頂でのテストフライトでは正午近かったため、太陽光で機体がきわめて見えにくい状況の中、木々の死角に入ってしまったさいに機影を見失なってしまった。
しかしこのとき、プロポのモニターとアプリに表示されていた情報のおかげで落ち着いて操作に集中できた。勘と音だよりのファントム2なら、少々ドキドキするシチュエーションである。
実際に機影ロストするまでは、手もとに伝送されてくるリアルタイム映像を見れば、機体がどこをどう飛んでいるのか分かるはずと思っていたのだが、実際の運用では太陽光や画面の反射で手元モニターの映像で冷静に位置を判断するようなことはできなかった。
このとき助かったのは、自分の位置(ホームポイント)と機体の向き、距離が小さなマップで常時表示されていたこと。高度も参考にしながら無事、機影を再発見できた。
自動帰還機能を使えば済む話なのだが、アナログ機からの癖なのか、どうも最後の最後までゴーホームボタンには触れる気になれない。とはいっても、近いうちにテストぐらいはしておかないと。

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明星岳の山頂から