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マルチコプター空撮アルパインスタイル

MAVIC PRO導入(exp.3136分)

二年半使っていたファントム2ももはや二世代、三世代前のレトロ機となっていたものの、気楽に使えるよさもあって壊れるまで使いつづけようと思っていた。
バッテリー1号機が故障したとき、すでに純正品は入手できなくなっていたため互換品を購入。しかしそれはほどなく壊れた。純正2号バッテリーは生きているものの、上昇時に警告ランプが点灯するなど不調。
新型機の導入を決めた。
空撮アルパインスタイルに最適な機として、DJI社製のMAVIC PROとGOPRO社製KARMAが候補だったが、値段が安いMAVICに落ち着いた。すでにMAVICのマイナーチェンジモデルであるMAVIC PRO PREMIUMも発売が決まっていたものの、すぐに入手できる旧型を選んだ。Amazonで注文すると翌日に届いた。

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届いたとき、何より箱の小ささに驚いた。
送信機も充電器もコンパクトになっており、機体は折りたたんだ状態ではティッシュボックスほど。少し大きめのポーチに一式が入ってしまうので、アルパインスタイルでは威力を発揮してくれそう。
まずパソコンと接続し、ファームウェアを更新。
スマートフォンには専用アプリをインストールし、送信機と接続して基本的な動作をチェック。
PCやスマホがからんでくる作業はどうも信用できないというか苦手ではあるが、まあ、ほぼすんなりといっていい感じで完了。即日、近くの山の中に連れていって飛行試験へ。

テスト飛行1回目 フライト21分

機体の安定感は想像以上。プロポ側に送られてくる情報も多いので、勘に頼る部分も皆無で、今まで使っていたファントム2は、じつにアナログ機だったなあとしみじみ。
ただ情報が多すぎて最初は戸惑う。シンプルに飛ばし、シンプルに撮って、シンプルに帰る、というアナログの手軽さはもう望めない。
所作としては以下。体に覚え込ますしかない。

機体の折りたたみ足を展開
  ↓
カメラカバーをはずす
  ↓
ジンバル保護具をはずす
  ↓
プロポの電源を入れる
  ↓
機体の電源を入れる
  ↓
機体を地面に置いてGPS捕捉を待っているあいだにスマホとプロポを接続(これが意外にやりにくい)
  ↓
アプリを起動して各種パラメーターをチェック
  ↓
「離陸できます」という声を聞いて、フライト


所作はファントム2の倍ぐらいになっているが、MAVIC PROはGPS捕捉時間が短くなっているので、結果的に射出までの時間は短くなった。
ただ、アプリが何かをバージョンアップせよとか、ちょっとうるさい。

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ジンバル付きは使ったことがなかったので動画はここ数年、撮ったことがなかった。テストとはいえ人にお見せできるようなものではないので割愛。
モニターを見ながら撮影できるというのも初体験。画像伝送は途切れもなく、タイムラグも天を仰ぎたくなるほどでもなく、この低価格機にしてここまでの性能かと唸らされた。ファントム1のころは、憧れの外付けジンバル、画像伝送のシステムを含めたら40万はくだらなかったのに。
しかし、撮れた写真には少々気落ち。ファントム2にはジンバルなしとはいえ、GOPROを搭載していたから、静止画の美しさで及ばないのはやむなしとして、画角が狭いので迫力にかけるし、色もどうだろう。逆光気味で不利な条件とはいえ、海と空の境目もよく分からない。いやいや、これはGOPROがカメラ単体で4、5万することを考えれば、やむなしとして、今後の設定や試行錯誤でカバーしていってみようと思った。

飛行後は、飛行距離、高度、カスタムボタン割り当て、画像解像度などアプリの各種設定を行なった上で、予備バッテリー、予備プロペラなど必要と思うものを買い足した。
予備バッテリーは1万円、予備プロペラは1組千円と少し安いのがうれしい。(ファントム2は1万5千円ほどだった)
レンズ保護も兼ねて、偏光フィルターも買った。

テスト飛行2回目 フライト26分

2回目のテストフライトは山の中の森林公園。場所が悪すぎて人がほとんどいないので、以前からときどきテストに使っていた。
びっくりしたのが、いきなりビジョンセンサー異常のアラートをDJI GOアプリが知らせてきたことだ。しかしアプリの指示に従って機体を動かし、解決した。こういった場合、通信がないところだったら飛ばすこともできないのかと心配になったが、補正ツールはアプリに含まれているから杞憂のようである。しかしあいかわらず、何かデータをアップデータせよとうるさい表示が出てくる。
これとは別に、電話番号を入れろとか、変な画面も出てくる。英語だし、要求に従っても先に進めないので困った。どうもこれはアプリのバグらしい。再起動で解決した。

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今回はアプリ側の静止画撮影モードを風景に設定し、スマホ内に画像キャッシュをさせる機能をストップさせた。前回のフライトで伝送された空撮写真をスマホが勝手にクラウドに同期してくれたりしたため、知らないうちにけっこうな通信量が使われていた。あぜんである。
偏光フィルターを装着したが、反射を抑えているというより青暗くなるだけで空や水面のしゃきっとした濃い青はまだ得られていない。水面もてかっと反射している。もう少し設定をいじってみると違うのかもしれないが、一眼レフで感じるような偏光フィルターの偉大な効果はいまだ実感できず。

また、今回は延長ランディングスキッドと日よけフードも試している。MAVIC PROは離着陸時にプロペラと地面とのクリアランスがわずかしかないので、草や砂などを巻き込みやすいので、ランディングパッドか、延長スキッドのいずれかは必須といえそうだ。
直射日光によるゴーストを防ぐフードと、送信機のスティック保護具がセットになった商品が安く出ていたが、延長スキッドは装着状態で折りたためないことはないが、少々出っぱる。
一応持ってはおくものの、あまり使わないかなあという印象。
一方、古いレフ板をランディングパッドがわりに使ってみたが、プロペラからの風圧で飛ばされぎみではあるものの、こちらの方がスマートな印象。(実際のランディングパッドには飛ばされないようにペグを打つリングが設けられているようだ)
大きさは3種類出ているようだが、直径75cmが標準といえる。一方、大きければ風などで飛ばされやすくペグを打つ必要がありそうだし、折りたたんでも42cm四方とやや大きい。

さっと撮ってさっと撤収するアルパインゲリラスタイルとしては、もう少しコンパクトに抑えたいところ。MAVIC PROはファントム2のときと違って着陸精度が高いので50cmほどあればじゅうぶんかと思った。これなら折りたたみサイズは30cm弱。うーん、でも登山リュックに入れることなどを考えると、もうひとまわり小さくしたい。そうなると、ランディングパッドではなく、ランディングスキッドの方になるのか。